台風のたまごとは正式な気象用語ではありませんが、今後台風になる可能性が高い熱帯低気圧を指す言葉です。
2025年の台風シーズンが本格化する中、台風のたまごの情報をいち早く知ることは防災面でとても重要です。
この記事では、米軍や気象庁の天気図、ヨーロッパ中期予報センターなど各国シミュレーションデータを元に、リアルタイムで最新の台風たまごの進路予想、状況を調査してご紹介します。
台風たまご2025JTWC(米軍)による現在地と最新進路予想
Joint Typhoon Warning Center(米軍合同台風警報センター)は、アメリカ海軍と空軍が共同で運営しており、熱帯低気圧の発生から台風への発達を監視してしています。
※米軍と気象庁では台風の定義が微妙に違うため、台風の番号が日本の気象庁と米軍とで異なることがあります。
低気圧が台風になるまでを円の色で以下のように分類しています。
「High(赤)」 | 24時間以内に台風へ発達する見込みのある低気圧 |
「Medium(オレンジ)」 | 台風に発達する可能性があるものの24時間以上かかる見込みの低気圧 |
「Low(黄色)」 | 24時間以内に発達する見込みのない低気圧 |
「SUB TROPICAL(水色)」 | 台風と熱帯低気圧の間の亜熱帯低気圧 |
また、風速によって表記されるアルファベットが異なります。
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TD 温帯性低気圧・熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
TS 台風(最大風速17m/s=34ノット以上)
TY 強い台風(最大風速32m/s以上)
STY スーパー台風(最大風速67m/s以上)
台風たまご情報に関して各国シミュレーションデータで一番情報が早いと言われていますが更新は6時間ごととなっています。
エリアは以下の3つです。
- ABPW ( ABbreviated Pacific West )西部北太平洋の略図
日本は「ABPW」のエリアになります。 - ABIO ( ABbreviated Indian Ocean )インド洋の略図
- CPHC( Central Paciffic Hurricane Center )中部太平洋ハリケーンセンター
基本的にそのエリアをまたぐ「越境台風(えっきょうたいふう・発達した熱帯低気圧が東経180度より東などの領域から北西太平洋または南シナ海の領域に移動して台風になったもの)」が発生する確率は非常に低いです。
※2023年8月12日、西経域から進んできたハリケーン・ドーラは日付変更線を超えて強い台風8号ドーラとして5年ぶりの越境台風となりました。
西部北太平洋地域(180度からマレー半島まで)
下記は西太平洋および南太平洋の重要な熱帯気象アドバイザリーを翻訳・要約したものです。
新たな情報が入り次第更新します。
熱帯低気圧: なし
熱帯撹乱:なし
亜熱帯システム:なし
JTWC(米軍)による進路予想
台風情報:なし
台風たまご2025Windyによる進路予想
Windy(ウインディ)は、米軍やヨーロッパの情報を基に世界中のリアルタイムの気象データや台風の現在地を提供するチェコ発の人気のウェブサービスです。
雨、風、温度など天気に関するあらゆる情報が見られます。
windyの右上にあるアイコンで「風」「雨・雲」「気温」と画面の切り替えができます。
①風の向き、強さ
②雨の様子
③海水温
熱帯から亜熱帯海域の暖かい海上(海面水温が26.5℃以上)で、台風が発生するといわれています。
台風や熱帯低気圧が発生すると「ハリケーントラッカー(右上にあるメニューから選択)」で表示されます。
※西部北太平洋地域(180度からマレー半島まで)に熱帯低気圧はありません
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台風たまご2025ECMWF(欧州中期予報センター)による強さと現在地
EMCWF(欧州中期予報センター)は、予報サイトの中では、最も長い10日間までの予想天気図を確認できます。
一般のアクセスも可能で、世界一の数値予報精度と言われています。
色の濃さと渦(「L」という低気圧)で視覚的に台風を確認することができます。
調べ方は以下の通りです。
スマホからECMWF(ヨーロッパの予想)を閲覧される際には、EMCWF Mean sea level pressure and 850 hPa wind speed を開いてください。
スマホから見る場合は、赤く囲った箇所をタップして、エリアを選択します。
Eastern Asia を選択します。
Valid Timeを見たい日時に動かしてみてください。
その際には日本の時間から9時間を引いてください。
(例:9月7日15:00の天気図を見たい場合→Thu 07 Sep 2023 06 UTC(+78)に合わせる)
日本では17m/s以上(34kt)の風速がある熱帯低気圧は台風と認定されるので、カラーバー(上の画像)の黄緑より右側の色がついていれば注意が必要です。
気象庁の天気図(日本の気象サービス)
気象庁の天気図は毎日更新され、熱帯低気圧の位置や発達状況を示しています。
14日は、気圧の谷が北日本付近へ進みます。北海道は、北部と南西部で雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。東北は次第に雨や雪の範囲が広がり、雷を伴って降り方が強まる所もありそうです。北陸は朝晩を中心に雨や雪が降るでしょう。関東甲信と東海はおおむね晴れそうです。近畿から九州も日差しが届きますが、夕方以降は日本海側の所々で雨が降ります。沖縄は晴れるでしょう。
[tenki.jpより引用]
日本近海に台風が入ってきた時点で強さや進路予想が表示されるので、気象庁の天気図を定期的にチェックすることで、台風の動きをリアルタイムで追跡することが可能です。
※日本のニュースでは日本近海に近づいてきた時点で気象庁が「台風〇号」と定義します。
アメリカ海軍のナンバリングとは、ずれが生じることがありますが、当ブログでは気象庁が「台風〇号」と報じた情報に準じてご紹介しています。
飛行機・新幹線のリアルタイム運行状況
リアルタイムの運行状況は以下のリンクからご確認ください。
台風たまご2025各地のライブカメラ
主に太平洋岸沿いの、台風が通りそうなルートのライブカメラのサイトをピックアップしました。
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まとめ
2025年の台風1号たまごは発生していませんが、今後の台風シーズンに備え、情報を把握することはとても重要です。
各国の最新の進路予想、気象庁の天気図、ヨーロッパ中期予報センターのデータを元に、台風の動向を正確に追跡することができます。
常に最新の情報をチェックし、適切な防災対策や避難経路などの確認をしておくといいですね。
以下に参考にしたサイトをご紹介しますので、お役立ていただければ幸いです。
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