相馬野馬追(そうまのまおい)は、福島県南相馬市を中心に毎年5月末に開催される歴史ある祭りです。
千年以上の伝統を持ち、戦国時代の戦支度を再現した騎馬武者たちが豪快に駆ける姿が見どころです。この祭りは、元々は相馬氏が戦の訓練として行っていたもので、現在では国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
特に、戦国絵巻が臨場感たっぷりに楽しめる相馬野馬追の甲冑競馬(かっちゅうけいば)と神旗争奪戦について
- スケジュール
- アクセス
- チケット
- みどころ
- ホテルとグルメ情報
を調べましたのでお役立ていただければ幸いです。
相馬野馬追2025開催場所とスケジュール
相馬野馬追は、主に「雲雀ヶ原祭場地」「相馬中村神社」「相馬太田神社」などで開催されます。
2025年の開催日は5月24日(土)25日(日)26日(月)の3日間で、以下のような流れになります。
- 1日目(土曜):出陣式・お行列(騎馬武者たちが市内を練り歩く)
- 2日目(日曜):甲冑競馬・神旗争奪戦(雲雀ヶ原祭場地にて開催)
- 3日目(月曜):野馬懸(神社で行われる馬を捕獲する神事)
見どころは2日目の「神旗争奪戦」で、天空から落ちてくる神旗を騎馬武者たちが奪い合う迫力満点の戦いが繰り広げられます。
相馬野馬追2025のアクセス方法(電車・バス・車)
相馬野馬追のメイン会場へのアクセス方法です。
JR原ノ町駅から会場までの行き方
JR常磐線「原ノ町駅」は、相馬野馬追のメイン会場である「雲雀ヶ原祭場地」への最寄り駅です。駅から会場までは約3kmの距離があり、アクセス方法は以下の通りです。
- 臨時バス:祭り期間中は駅から会場まで臨時バスが運行されます。運行本数が限られているため、早めの移動が安心です。
- タクシー:所要時間は約10分。混雑時はタクシーがつかまりにくいこともあるので、事前予約が推奨されます。
- 徒歩:歩く場合は約40分。道中にはコンビニなどもあるので、散策しながら向かうのも一つの方法です。
駐車場情報と注意点
相馬野馬追では、車での来場者向けに臨時駐車場が用意されます。主な駐車場は以下の通りです。
- 雲雀ヶ原祭場地臨時駐車場(メイン会場付近)
- 祭りの中心会場に近いが、早い時間に満車になる可能性大。
- 原ノ町駅周辺駐車場(駅からシャトルバス利用可)
- 会場までの直行バスがあるため、便利。
- その他の臨時駐車場(相馬市内など)
- シャトルバスが運行されるため、混雑を避けるならこちらもおすすめ。
注意点
- 祭り期間中は交通規制が行われるため、公式サイトの最新情報をチェックしましょう。
- 駐車場の混雑を避けるため、早めの到着を心がけるのがポイントです。
相馬野馬追2025チケットの種類と料金
相馬野馬追では、有料観覧席が販売されており、より快適に祭りを楽しむことができます。
区分 | 料金 | 内容 |
---|---|---|
自由席(前売) | 800円 / 人 | 雲雀ヶ原祭場地(本陣山)の自由席エリアで観覧いただけます。 発売枚数に限りがありますので、お早めにお買い求めください。 |
自由席(当日) | 1,000円 / 人 | 相馬野馬追2日目(5月25日(日))に雲雀ヶ原祭場地の入場口(4か所)で販売します。 自由席(前売)の販売状況により、自由席(当日)の発売枚数を制限する場合があります。 お早めに自由席券(前売)をお買い求めください。 |
行列観覧席 | 5,000円 / 人 | 雲雀ヶ原祭場地外の沿道の椅子席(1人1席)で騎馬行列を観覧できます。 行列終了後は祭場地内の自由席エリアで観覧いただけます。 |
マス席(特別) | 18,000円 / マス (入場券5枚付) | 本陣山の斜面に設けた1マス5名様分の指定席エリア(2m×2m)で観覧いただけます。 (羊腸の坂脇)(窓口専用) |
マス席 | 15,000円 / マス (入場券5枚付) | 本陣山の斜面に設けた1マス5名様分の指定席エリア(2m×2m)で観覧いただけます。 |
特別席 | 8,000円 / 人 | 本陣山の最前列に設置した椅子席(1人1席)で観覧いただけます。 |
砂かぶり席 | 10,000円 / 人 | 競馬走路のすぐそばのエリアの椅子席(1人1席)で観覧いただけます。 |
特別撮影エリア (馬場内) | 10,000円 / 人 | 雲雀ヶ原祭場地の馬場内に入り撮影することができます。 抽選となりますので、ご希望の方はGoogleフォームよりお申込みください。特別撮影エリア(馬場内)の販売は抽選を行います。 特別撮影エリア(馬場内)の抽選受付 |
特別撮影エリア (第1コーナー) | 10,000円 / 人 | 競馬走路の1コーナー付近のエリアで撮影することができます。 「神旗争奪戦」では走路まで入り撮影可能です。 馬場内や他のコーナーのエリアには入れません。 |
特別撮影エリア (第2コーナー) | 8,000円 / 人 | 競馬走路の2コーナー付近のエリアで撮影することができます。 「神旗争奪戦」では走路まで入り撮影可能です。 馬場内や他のコーナーのエリアには入れません。 |
特別撮影エリア (第3コーナー) | 8,000円 / 人 | 競馬走路の3コーナー付近のエリアで撮影することができます。 「神旗争奪戦」では走路まで入り撮影可能です。 馬場内や他のコーナーのエリアには入れません。 |
有料観覧席の購入方法
相馬野馬追を間近で楽しみたいなら、有料観覧席の利用がおすすめです。特に「神旗争奪戦」や「甲冑競馬」をじっくり見たい方には、指定席の確保が重要になります。
購入方法
- 公式サイト・チケット販売サイトで事前購入可能。
- 地元観光協会やコンビニで販売されることもある。
- 当日券もあるが、人気エリアは売り切れることが多いので、早めの購入がおすすめ。
人気の席はすぐに売り切れるため、早めの予約を心がけましょう!
無料観覧エリアの特徴と混雑状況
有料席を利用しない場合でも、相馬野馬追は無料観覧エリアから楽しめます。ただし、人気イベント時は早朝から場所取りが必要になることも。
無料観覧エリアのポイント
- 雲雀ヶ原祭場地の周辺エリア:甲冑競馬や神旗争奪戦の一部を観覧可能。
- お行列の沿道:騎馬武者のパレードを間近で見られる。
- 野馬懸の神社周辺:馬を捕まえる神事の迫力を体感できる。
混雑状況
- 2日目(日曜日)が最も混雑し、午前中にはすでに満員になることも。
- 早朝から場所を確保する人が多いため、良いポジションを狙うなら6時~7時頃には到着したいところ。
- 日差しを避けるために、日傘や帽子の準備が必要。
相馬野馬追2025祭りの見どころとおすすめスポット
相馬野馬追には数多くの見どころがありますが、特に以下の3つは絶対に見逃せません!
① 甲冑競馬(かっちゅうけいば)
武者が甲冑をまとい、砂煙を上げながら疾走する競馬。迫力満点のレース展開は、観客を魅了します。スピード感あふれる競走は必見!
② 神旗争奪戦(しんきそうだつせん)
この祭りのクライマックスともいえる戦い。上空から落ちる「神旗」を騎馬武者たちが奪い合うシーンは、まさに戦国時代の戦そのもの。特等席で見ると、その熱気と迫力に圧倒されます。
③ お行列(ぎょうれつ)
祭りの初日に行われる「お行列」は、鎧兜に身を包んだ武者たちが街を練り歩く壮観なパレード。歴史絵巻さながらの光景に、思わず写真を撮りたくなること間違いなし!
おすすめスポット
- 雲雀ヶ原祭場地(ひばりがはらさいじょうち):メインイベントが行われる会場で、特に甲冑競馬と神旗争奪戦を見るのに最適。
- 相馬中村神社・相馬太田神社:野馬懸(のまがけ)という馬を捕まえる伝統行事が行われる神社。より神事的な雰囲気を感じられるスポット。
相馬野馬追2025周辺宿泊施設の選び方と予約のコツ
相馬野馬追は全国から観光客が訪れるため、宿泊施設の確保が重要です。
宿泊エリアの選び方
- 南相馬市内:会場に近く便利だが、すぐに満室になる可能性大。
- 相馬市・いわき市:車での移動が可能なら、このエリアも選択肢に。いわき市は温泉地も多く、観光を兼ねるのにおすすめ。
- 福島市・仙台市:新幹線を利用すればアクセス可能。特に仙台市はホテルの選択肢が豊富で、食事や観光も楽しめる。
予約のコツ
- 半年前から予約を検討するのがベスト(特に南相馬市内はすぐに埋まる)。
- キャンセル待ちを狙う:直前にキャンセルが出ることがあるので、こまめにチェック!
- 民宿やゲストハウスも候補に:ホテルが満室の場合は、地元の民宿を探してみるのもあり。
相馬野馬追2025会場周辺の観光スポット・グルメ情報
相馬野馬追の前後に立ち寄れる観光スポットや、美味しいご当地グルメを紹介します。
観光スポット
- 松川浦(まつかわうら)(南相馬市)
- 美しい海岸線が広がる風光明媚な景勝地。海鮮グルメも楽しめる!
- 相馬中村城跡(南相馬市)
- 相馬氏の居城だった城跡で、歴史好きにおすすめ。
- スパリゾートハワイアンズ(いわき市)
- 少し足を延ばして、温泉&プールでリラックスするのも◎。
ご当地グルメ
- 相馬の海鮮丼
- 松川浦周辺の市場や食堂では、新鮮な海鮮丼が楽しめる。
- 相馬焼(そうまやき)
- 福島の郷土料理「相馬焼きそば」もぜひ味わってみて!
- ほっき飯(相馬市の名物)
- ほっき貝を炊き込んだご飯は、地元ならではの味わい。
まとめ
相馬野馬追は、千年以上の歴史を持つ壮大な祭りで、迫力ある騎馬武者の戦いや伝統的な神事が楽しめます。観覧を最大限に楽しむために、以下のポイントを押さえておきましょう。
- アクセスを事前に確認
- JR常磐線「原ノ町駅」が最寄り駅。臨時バスやタクシーを活用しよう。
- 車利用の場合は、臨時駐車場をチェック。混雑を避けるため早めの到着が◎。
- チケットを事前に確保
- 有料観覧席は事前予約がベスト。特に神旗争奪戦は人気エリア!
- 無料観覧エリアは早朝から場所取りが必要。
- 宿泊は早めに予約
- 南相馬市内の宿泊施設はすぐに満室になるため、早めにチェック。
- 仙台市・いわき市を拠点にするのもアリ!
- 祭り以外の楽しみ方もチェック
- 松川浦の海鮮グルメや相馬中村城跡など、観光もセットで楽しもう!
- 相馬のほっき飯や海鮮丼は必食!
相馬野馬追は、ただの祭りではなく、歴史と文化を感じることができる貴重な体験の場です。しっかり準備をして、最高の思い出を作ってくださいね!
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